透析室看護師に転職するべき?「透析患者さんは難しいって本当?」
透析室や透析クリニックに興味があるけれど「透析の患者さんは難しい人が多いと聞くけど、どうなの?」という点が気になっている方は多いのではないでしょうか?たしかに、一般病棟に入院している多くの患者さんと違い、透析患者さんは少し難しい方が多いのは事実です。理由を知ると、どのように関わっていけば良いか分かりますし、患者さんの見方が変わります。
「透析患者さんは難しい」というよりも「距離が近いので遠慮がない」というのが正解かもしれません。患者さんは生きている間、ずっと透析を受けなければなりません。引っ越しか、腎臓移植をしない限りずっと同じクリニック、または病院の透析室へ通う必要があるのです。
なので、良くも悪くも慣れています。これまで病棟勤務だった看護師は、数日から1週間程度の入院患者さんをケアしてきたかもしれません。数日から数週間なら、患者さんにも遠慮があります。お世話をしてくれる人への感謝があるので、迷惑をかけないように、本音をオブラートに包んで話すでしょう。ですが、付き合いが長くなる透析患者さんは、もっと近しい存在になります。遠慮がなくなり患者さんの素が出てくるのです。
水分や食事も制限している患者さんたちは、ストレスを感じています。好きなものが食べられない、というのも辛いです。イライラすることもあるでしょう。調子が悪い時ほどイライラは募ります。食べたいものが好きなように食べられないほど辛いことはありません。患者さんの立場に立ち、ほんの少し気持ちに寄り添うことで患者さんとの関係が良くなるかもしれません。